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ファースト・インプレッション

ビッグ・パイロットは、最近までのほぼすべてのモデルが直径46mmのケースサイズで製造されてきたが、昨年IWCは43mm径のモデルを発表した。3mmという数字は大したことがないように思えるが、ケースサイズのわずかな変化は、思想(そして着用感)に大きな変化をもたらした。

かつて、IWCは自社のオーバーサイズモデルを、堂々とした男らしさを表現する選択肢として位置づけていた。スーパーコピー時計読者も広告をご覧になったことがあるかもしれないが、2000年代初頭のIWCはまさに威厳に満ちたものだった。2002年に発売されたビッグ・パイロットの46mmモデルは、そうした時代背景に密接に結びついていたのだ。

しかし、この43mmモデルは現代の時計愛好家の好みのトレンドを完璧に捉えている:すばらしい時計にふさわしいすばらしいサイズ感だ。このモデルの登場によって、かつてIWC“ビッグ・パイロット”がディナープレート(皿)を腕の上に載せているようだと揶揄されたのも今は昔となった。しかし、ビッグ・パイロットのデザインのヒントとなったオリジナルモデルに比べれば、46mmですら小型といえる。ビッグ・パイロットがデザインを受け継いだオリジナルモデルは、なんと55mmもあったからだ。

IWCは、ルフトヴァッフェ(第二次世界大戦期のドイツ空軍)のパイロットウォッチという物議を醸すルーツからビッグ・パイロットを脱却させるために、これまでに何百万ドルもの投資を行ってきた。トム・ブレイディ、ルイス・ハミルトン、ブラッドリー・クーパーといったブランドアンバサダーたちはビッグ・パイロットを高級時計として昇華させ、ツールウォッチとしての起源から遠ざけただけでなく、より多くの人々にこの時計を開放し、魅力的なものにしたのだ。フリーガー(パイロットのドイツ語)にインスパイアされた時計を製造しているマイクロブランドやあまり知られていないブランドは数多くあるが、IWCのように広く知られたブランドでは希有だ。

 また、IWCのイメージ回復の努力はまったく空回りしていないどころか、IWCは現在、社会貢献活動においても時計業界のリーダー的存在にまでなっている。ローレウス財団への直接的な資金援助やアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ青少年基金への協力は前向きな変化を求めるIWCの姿勢を雄弁に物語っている。また、ブランドアンバサダーであるルイス・ハミルトンの社会貢献活動を支援するために、1点モノのオーダー品を受注生産している。

本稿では、フリーガーウォッチの誕生秘話やドイツ空軍時代のルーツから脱却して一般的なスポーツウォッチになった経緯については触れないが、少なくとも第二次世界大戦中のフリーガーウォッチが歴史上の暗黒時代に生まれた時計であることを認めずして、ブランドの進化を語ることはできない。しかし、IWCは長年にわたりマーケティングキャンペーンや著名人の起用に巨額の投資を行うことで、このデザインを現代のスポーツウォッチの定番に変化させることに成功した。今日の“ビッグ・パイロット”の評価は20世紀半ばの戦乱よりもこのページに登場するスターたちに負うところが大きい。

そうは言っても、私は現代の有名人の起用には若干抵抗を覚える。俳優やミュージシャン、スポーツ選手がどんな時計を着用していようとさほど興味がないからだ。それよりもIWCの製品を知り尽くしているクルト・クラウス氏のポジティブな証言の方がよっぽど好感が持てる。彼はIWCの製品を知り尽くしているし、本物のパイロットのことも熟知している。そして43mmのビッグ・パイロットを1週間着用し、飛行機に乗ってみたところ、サイズダウンしたことに納得した。これはすばらしい試みだった。

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